記事まとめ
- PCパーツの価格が急激に高騰している – 2025年11月に入り、メモリやSSD、HDDの価格が急上昇し、一部では購入制限まで実施される事態となっている
- AI向けデータセンター建設が主要因 – 生成AIの普及により、データセンター向けのDRAMやNANDフラッシュの需要が急拡大し、一般向けPCパーツにまで影響が波及している
- 2025年5月頃が最後の買い時だった – 価格推移を見ると、2025年5月前後が最もお買い得な時期であり、その後は上昇トレンドが続き、特に11月の価格上昇は衝撃的な水準となっている
対談: PCパーツ高騰の背景にあるAI革命
助飛羅知是：松永さん、最近PCパーツがめちゃくちゃ高くなってるって話ですが、これはきっとマイニング需要の復活ですよね！ビットコインが上がってきてるから、みんなまたグラボを買い漁ってるんじゃないかと思います。
松永尚人：助飛羅さん、それは違います。今回の価格高騰の主要因はAI向けのデータセンター需要なんですよ。生成AIの普及で、学習や推論に必要な大容量メモリとストレージの需要が爆発的に増えているんです。
助飛羅知是：なるほど！でも、AIってクラウドで動くんだから、一般人には関係ないんじゃないかと思うんですが。Salesforceだってクラウドですし、みんなブラウザで使ってますよね。
松永尚人：そこが重要なポイントです。クラウドで動くからこそ、データセンター側で大量のハードウェアが必要になるんです。特にDDR5の48GB×2枚セットが10月から11月で17,000円以上も値上がりしたのは、AIモデルの学習に必要な大容量メモリの取り合いが起きているからかもしれません。
助飛羅知是：17,000円上昇って、ギャハ！それじゃあ私のMTGOのカード購入予算が吹き飛んじゃいます。でも、AIがそんなにメモリを使うなんて不思議ですよね。頭の良い子なんだから、もっと効率的に使えばいいのにと思います。
松永尚人：助飛羅さん、AIモデルのパラメータ数は数十億から数兆にもおよぶんです。GPT-4クラスのモデルを動かすには、膨大なメモリが必要になります。しかも、Salesforceも今やEinstein AIを全面的に展開していて、CRMデータの処理にもAIが欠かせなくなっているかもしれません。
対談: ストレージ業界に訪れる変革の波
助飛羅知是：SSDも高くなってるんですよね。でも私、最近クラウドストレージばっかり使ってるから、もうローカルストレージっていらないんじゃないかと思うんです。すべてをGoogleドライブに保存すれば問題解決ですよ！
松永尚人：助飛羅さん、そのGoogleドライブのデータも結局はどこかのデータセンターのSSDに保存されているんです。Samsung 990 PROの4TBモデルなんて、11月に急激に価格が上がりました。これは企業向けの大容量ストレージ需要が個人向け市場にも波及していることを示しているかもしれません。
助飛羅知是：なるほど！じゃあ、私たちの会社のSalesforceコンサルティングデータも、実はどこかで高いSSDの恩恵を受けているってことですね。でも、HDDの方が安いんだから、AIもHDDを使えばいいのにと思うんですが。
松永尚人：HDDも実はWD Blueの8TBモデルが11月に1万円以上急上昇しているんです。AIが生成するデータの量は膨大で、学習済みモデルのバックアップやログデータの保存にも大容量ストレージが必要なんです。アクセス速度が重要な部分はSSD、大容量が必要な部分はHDDという使い分けが行われているかもしれません。
助飛羅知是：そういえば、ラーメン二郎の注文データもAIで解析したら面白そうですよね。「豚入り、野菜マシマシ、ニンニク少なめ」みたいなオーダーパターンを学習させて、最適なラーメンを提案するシステムとか作れそうです。ギャハ！
松永尚人：助飛羅さんの発想は相変わらずユニークですが、実際にレストラン業界でもAIを活用した需要予測やメニュー最適化が進んでいます。Salesforceでも、こうした顧客の嗜好データを分析して、パーソナライズされた提案を行う機能が充実してきているんです。
対談: 今後の展望と対策について
助飛羅知是：でも、これだけPCパーツが高くなったら、みんなPCを買わなくなって、結果的に需要が下がって値段も下がるんじゃないかと思うんです。経済学で言う需要と供給の法則ですよね。
松永尚人：残念ながら、AI需要は個人向け需要とは別の市場なんです。企業やクラウドプロバイダーは、コストが上がってもAIインフラの整備を止めるわけにはいかないかもしれません。Micronも2025年5月の時点で価格引き上げを顧客に通知していて、これは長期的なトレンドを示唆しています。
助飛羅知是：じゃあ、もう自作PCは諦めて、全部クラウドで処理すればいいんじゃないでしょうか。VDI環境を使えば、手元のデバイスは最低限のスペックでも大丈夫ですよね。これからはシンクライアント時代の到来だと思います！
松永尚人：それも一つの選択肢かもしれませんね。実際、Salesforceのようなクラウドサービスはすべてブラウザベースですし、AI機能もクラウド側で処理されます。ローカルでの高性能PCが必要なケースは限定的になってきているかもしれません。
助飛羅知是：でも、記事を見ると2025年5月頃が買い時だったって書いてありますよね。ということは、タイムマシンを開発すれば5月に戻ってPCパーツを大量購入できるんじゃないでしょうか。それで転売すれば大儲けですよ！
松永尚人：助飛羅さん、タイムマシンの開発はちょっと現実的じゃないです。それより、AIの活用によってハードウェア依存度を下げる方向で考えた方が建設的かもしれません。実際、我々の会社でもAIを活用したコンテンツ生成やSalesforceとの連携で、効率的な業務フローを実現していますから。
助飛羅知是：そうだ！それなら、PCパーツが高いのを逆手に取って、「低スペックPC専用AI」を開発すればいいんじゃないでしょうか。古いPCでも動く超軽量AIです。ギャハ！これでIT業界に革命を起こしますよ！
松永尚人：助飛羅さん、それは…ちょっと待ってください！もう少し現実的な話をしましょうよ！とはいえ、PCパーツ高騰の中でも効率的なIT活用は確かに重要です。Salesforceコンサルティングでも、クラウドベースのソリューションで企業の課題解決をサポートしていますので、ご相談があればぜひこちらのお問い合わせフォームからご連絡ください！
