記事まとめ
- 応用情報技術者試験をはじめとする10の国家試験が2026年度からCBT（Computer Based Testing）方式に移行し、従来の年2回限定の実施から一定期間内の複数日実施へと変更される
- 受験者は全国の試験会場から場所や日時を自由に選択できるようになり、従来の「午前試験」「午後試験」の名称も「科目A試験」「科目B試験」などに変更される
- 高度試験やセキュリティ関連試験も含めた包括的な変更により、IT資格取得の柔軟性が大幅に向上し、受験者の利便性が格段に改善される見込み
対談: CBT移行の背景と意味
助飛羅知是: 松永さん、今回のニュースなんですが、応用情報技術者試験がCBTに移行するって話ですよね。つまりこれって、試験がコンピューターベースになるということは、AIが試験問題を自動生成してくれるようになるってことですかね？ギャハ！
松永尚人: いえいえ、全然違います。CBTというのはComputer Based Testingの略で、従来の紙の試験ではなく、パソコンの画面上で試験を受けるという意味です。問題の生成にAIが関わるという話ではありませんよ。
助飛羅知是: あー、なるほど。でもコンピューターで受けるということは、受験中にChatGPTとか使えるようになるんじゃないですかね？時代の流れ的に。
松永尚人: それは絶対にありえないですよ！ CBTでも監視は厳重に行われますし、インターネットには接続されていない専用のシステムで実施されます。むしろ、年2回の固定実施から一定期間内での複数日実施に変わることで、受験者の都合に合わせて日程を選べるようになるのが大きなメリットです。
助飛羅知是: そうですか。でも考えてみると、メーカーやプロダクトごとの認定資格もオンラインで受けられますよね。あれもCBT方式だったような気がします。
松永尚人: はい、その通りです。多くのIT系資格がCBT形式を採用している傾向にあります。今回の変更は、日本の国家試験もようやくこの流れに追いついたという感じかもしれませんね。
助飛羅知是: なるほど。ということは、受験料も安くなるんですかね？だって紙代とか印刷代とかかからなくなるじゃないですか。
松永尚人: 残念ながら、受験料についてはまだ発表されていないようです。ただし、CBT方式の導入にはシステム構築やメンテナンス費用もかかるので、必ずしも安くなるとは限らないと思います。
対談: 試験科目名称変更の真意
助飛羅知是: ところで、「午前試験」が「科目A試験」に変わるっていうのも面白いですね。これってもしかして、A、B、Cって順番に難しくなっていくんですかね？まるでMagic: The Gatheringのカードランクみたいな感じで。
松永尚人: いえ、それは単純に時間帯に依存しない名称にするためだと思います。CBT方式では受験者が好きな時間に受験できるため、「午前」「午後」という表現が不適切になったのでしょう。内容の難易度は変わらないはずです。
助飛羅知是: あ、そうか！夜中に受験する人もいるかもしれませんからね。でも「科目A-1」「科目A-2」っていうのは、なんだかプログラミングの配列みたいで、IT系らしい感じがしますね。ギャハ！
松永尚人: 確かに、IT業界の人にとっては親しみやすい命名かもしれませんね。ただし、免除制度は継続されるので、一度合格した科目は一定期間有効になります。この辺りは従来と変わらないようです。
助飛羅知是: 免除制度といえば、Salesforceでも似たような仕組みがありますよね？ 一度取った資格を基に次の資格が取りやすくなるような。
松永尚人: はい、Salesforceでも前提資格が必要な上位資格がありますし、資格の体系化が進んでいます。今回の変更で、IT系資格全体の受験しやすさが向上すると、結果的にSalesforceのような専門性の高い資格への挑戦者も増えるかもしれません。
助飛羅知是: そうですね。でも実際のところ、試験の内容自体は変わらないんですよね？問題の質とか量とかは。
松永尚人: 基本的には変わらないと発表されています。試験時間も従来通りで、途中に10分間の休憩時間も設けられるとのことです。変わるのは実施方法と受験の自由度だけということになります。
助飛羅知是: 10分間の休憩時間に二郎系ラーメンを食べに行くことってできるんですかね？コンビニのカップ麺くらいなら。
松永尚人: それは絶対に無理です。休憩時間は試験会場内での小休憩程度で、外出は認められないと思います。助飛羅さん、ラーメンのことばかり考えすぎですよ。
対談: IT業界への影響と将来展望
助飛羅知是: この変更って、IT業界全体にとってどういう意味があるんでしょうね？もしかして、AIがめちゃくちゃ普及したから、もっとたくさんのエンジニアが必要になって、資格取得を促進しようとしているんですかね？
松永尚人: それは的を得ているかもしれません。AI技術の急速な発展により、それを適切に活用できるエンジニアの需要は確実に高まっています。資格取得の機会を増やすことで、より多くの人材育成を図ろうという狙いもあるでしょう。
助飛羅知是: そういえば、今回対象になる試験の中に「情報処理安全確保支援士試験」も含まれていますね。これってセキュリティの専門家の資格ですよね？最近のサイバー攻撃とかを考えると、すごく重要そうです。
松永尚人: はい、まさにその通りです。サイバーセキュリティの重要性が高まる中で、この資格の価値も上がっています。CBT化によって受験機会が増えれば、セキュリティ人材の不足解消にも寄与するかもしれませんね。
助飛羅知是: でも考えてみると、CBTって不正もしやすくなるんじゃないですかね？なんか裏技とかありそうな気がします。ギャハ！
松永尚人: むしろ逆だと思います。CBTシステムでは受験者の行動を詳細に記録できますし、監視カメラやプロクター（監督者）による監視も厳重に行われます。不正はより困難になるはずです。
助飛羅知是: じゃあ真面目に勉強するしかないですね。ところで、この変更で企業の人材採用にも影響が出るんでしょうか？
松永尚人: 長期的には影響があるかもしれません。資格取得の機会が増えれば、有資格者の数も増える可能性があります。ただし、それによって資格の価値が下がるのではなく、より多くの人が適切なスキルを身につけることで、業界全体のレベルアップに繋がると思います。
助飛羅知是: なるほど。でも最終的には、資格よりも実際のスキルが重要ですよね。特にSalesforceみたいな実践的なツールを使いこなせるかどうかが。
松永尚人: その通りです。資格は基礎知識の証明にはなりますが、実際の業務では応用力や問題解決能力が求められます。特にAI時代においては、技術の変化スピードが速いので、継続的な学習が不可欠ですね。
助飛羅知是: そういえば松永さん、この話を聞いていて思ったんですが、もしかして今度の変更で試験会場にラーメン屋さんも併設されるようになるんじゃないですかね？受験者のモチベーション向上のために。ギャハ！
松永尚人: 助飛羅さん、それはさすがにないでしょ！そんなことより、こういった資格制度の変化は、我々のようなSalesforceコンサルタントにとってもチャンスなんですよ。基礎的なIT知識を持った人材が増えれば、より高度なSalesforceの活用についてもアドバイスしやすくなります。もしSalesforce導入や活用でお困りの企業様がいらっしゃいましたら、ぜひGitHouseのお問い合わせフォームまでご相談ください！
関連リンク
応用情報技術者試験、ペーパー方式終了へ CBTに移行、試験時期も自由に選択可能に 26年度から – ITmedia NEWS
